ダブルでモンスター

http://otasyou.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/post_c3e1.html
先に取り上げた日記のエントリを書かれた方の所へ寄せられたお話。
以下はフル転載。

某サークルさんのとこに母娘がやって来て

「あなた、この子にこの本売ったでしょ!」

 とそこのサークルの本を差し出しました。

 中身はバキボキのやおい本で高校生の娘が買ってしまったんだとか。即売会イベントは対面販売ですから、未成年に売ったのはサークル側の落ち度になります。見た限り未成年に気がつかなかったとはいえ、サークルさんは平謝り。

「そんなことじゃないのよ、

こんなヘタクソなマンガ売らないでちょうだい

これじゃ詐欺でしょ!」

 表紙はガッチリ描いて、中身はアレのパターンの本でした。売り子さんは書き手でもあったので、思い切り罵倒されたショックで同人から足を洗ったそうです。ちなみに「カプが違う」と怒鳴られたこともあったそうです。

これは酷い。
こんなヘタクソな、というのは何様の積りなのだか。
まあ未成年にバッリバリのやおい本を売ったのは落ち度としても、そもそも母親が「そのヘタクソな絵」と判断したものであっても、その娘さんにとっては「自分にとって価値のある(あった)品物」のはず。
娘の価値観を真っ向から否定した上、情熱を注いでいたサークルさんの努力を否定した訳です。どんなバカ親だ。
理解できないものの価値を、理解は無理にせよいきなり貶める時点で、親どころか人間失格でしょう?
 

「お言葉ですが、あなたの目で見てヘタクソでもこういう内容の本でも、書き手が懸命に作ったものです。
 ご理解はいただけないまでも、情熱の結果できたものをヘタクソだとか貶めるなんて、
 社会人として親として人間として、生きてて恥ずかしくないのですか?」

柔らかく言う必要ないよね。ああ言いたい、言いたくて仕方ない。
 
(詭弁入ってたり、誤認のテクニックが入ってるけど)早口でまくし立てて、繰り返し言い放ってやるのもいいかもしれない。
・・・ものの価値は人それぞれ。だけど、自分にとって価値はなくてもそれはただゼロなだけ。でも、それをあえてマイナスに叩き落すなんてのは、ビジネスや権力争いの世界でやるもんです。
 
この辺り「イベントに客意識で来る」の延長線の延長戦なのかもしれませんな。